舟状骨骨折

舟状骨とは

舟状骨手の関節は、親指側の橈骨と小指側の尺骨という肘から伸びる2つの骨と8つの小さな骨とで構成されています。舟状骨は、その8つの骨のうち、橈骨の上に位置する骨です。

交通事故で転倒し、手をついた際にこの骨が骨折することがあります。親指の付け根が痛む場合は、舟状骨が骨折している可能性があります。

なお、舟状骨は親指側にあるという構造上、他の骨に比べて傾いて位置しています。

そのため、レントゲンでは骨折しているか判断できない場合があります。この場合は、CT検査やMRIが有用です。

 

治療と後遺障害

腕のケガのイメージ画像基本的には患部を固定して保存療法が選択されます。舟状骨は血液の流れが比較的悪い部分のため、骨がくっつくのが遅くなります。そのため、2か月近くは固定が必要となります。

骨のズレが大きい場合には、手術により骨の位置を調整し、スクリュー(金属)で固定します。

骨の癒合(骨がくっつくこと)がうまくいかなかった場合には、偽関節を残してしまい、可動域制限が生じるおそれがあります。この場合、制限される可動域の範囲により、10級10号もしくは12級6号に該当します。症状固定時には可動域検査を適切に行うことが重要です。