股関節唇損傷

股関節唇とは

股関節唇股関節は、寛骨と大腿骨の2つの骨で構成されています。大腿骨の先端は、球状になっており、屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋と3つの軸方向に動く関節です。

股関節唇とは、寛骨臼窩と呼ばれる部分の周りに存在する繊維軟骨のことです。

この部分を損傷すると、股関節の引っかかった感じを受けたり、関節がずれたりする症状が生じます。

関節にはいわゆる遊びの部分がありますが、交通事故に遭った際、転倒しないように強く踏ん張ったりすると、大腿骨が寛骨側(体の内側)に引っ張られ、つまってしまうことで遊びがなくなってしまいます。

このとき、股関節唇を損傷する可能性があります。

 

 

治療と後遺障害

治療のイメージ画像基本的には保存療法を選択し、痛みが生じる体勢をとらないように気をつけますが、ケースによっては、手術を行います。股関節唇の断裂した部分をつなぎ合わせる縫合手術や損傷した部分を取り除く切除手術があります。

骨を削って、寛骨と大腿骨の距離を一定間隔で保つようにする骨切り術が選択されるケースもあります。

関節の可動域制限が生じていれば、12級7号の「下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」に該当する可能性があります。先ほどの3軸方向の可動域を検査する必要があります。