耳の主な傷病

耳の構造

耳は大きく外耳、中耳、内耳、の3つの部分に分類することができます。音は外耳を通って鼓膜を振動させ、鼓膜の振動を中耳から内耳内の蝸牛内部にあるリンパ液に伝えます。ここで液体振動に変わり、蝸牛奥のラセン器官を刺激し、脳へと伝達されます。

 

 

聴覚障害(難聴)

聴力の判定は、オージオメーターと呼ばれる機器を使用して検査を行います。検査は、気導聴力検査と骨導聴力検査の2種類があります。検査は有意差がないと判断する必要性があるため、後遺障害認定に当たっては、1回ではなく、複数回行う必要があります。

また、音が聞こえても、何を話しているのか聞き取ることができるかも問題となります。この検査は、スピーチオージオメーターを使用して語音聴取閾値検査と語音弁別検査を行って判定します。

 

 

耳介の欠損

耳殻の2分の1以上を失った場合には、12級4号が認定されます。仮に、両耳ということになれば、両者が併合され、併合11級となる可能性が出てきます。

また、失った部分が2分の1に満たない場合でも、外部醜状として、別の認定基準(12級14号)に該当する可能性はあります。

 

 

耳鳴り

耳鳴りとは、どこからも音が聞こえないにもかかわらず、耳や頭蓋骨内で音を感じる状況です。

耳鳴りの検査は、ピッチ・マウス検査やラウドネス・バランス検査により行います。この検査により、耳鳴りが他覚的にも判断可能で、常時耳鳴りを生じる場合には、14級相当として後遺障害認定がなされます。また、症状が著しいものについては、12級相当と判断される可能性があります。