3分でわかる!交通事故セミナー⑬相手の保険会社から治療費を支払わないと言われています。どうすればよいでしょうか?

解説

この動画のテーマは、「打ち切り対応」です。

 

交通事故に遭って治療を続けていくと、症状に改善がみられなくなり、治療の効果がない状態に至ることがあります。これを症状固定といいます。症状固定以降は、治療の効果がないということなので、治療費の支払いは認められません。

 

言葉で説明すると比較的理解しやすいのですが、実際のケースでいつが症状固定なのかはとても難しく、相手方保険会社と度々問題になります。

 

別の言葉を用いると、「相手方の保険会社がいつまで治療費を負担すべきか」という問題です。

 

保険会社は、しばしば被害者の方に対して、「そろそろ治療は打ち切ってください。」や「今月までで治療費の支払いは終了いたします。」などと伝えてきます。

 

こうした保険会社の提案に対して、被害者の方が安易に治療を終了することは避けなければなりません。

 

治療の終了時期を巡って、相手方保険会社と話がまとまらなければ、最終的には裁判所において、治療費の賠償義務の有無という形で判断がなされます。その際の判断は、実務上原則として主治医の判断が尊重されています。

 

したがって、相手方保険会社の判断が必ずしもそのまま受け入れられるわけではないのです。

 

仮に、相手方保険会社から治療の打ち切りを打診されても、慌てずにまずは主治医の先生に治療の見通しについて話を聞くことです。

 

その上で、相手方保険会社に治療費の支払いを継続してもらうように交渉していきます。このとき、相手方保険会社の治療費の支払が継続できない場合でも、自費で治療をしたうえで、自賠責保険に被害者請求を行う方法や治療終了後に再度示談交渉や裁判で治療費の支払いを求めるという方法もあります。

 

相手方保険会社が治療費を代わりに支払ってくれる状態は、任意一括といってあくまで保険会社の判断で行われている措置にすぎません。ただし、実際には多くの事故で保険会社の任意一括対応がなされているので、その保険会社から打ち切りを言われると被害者の方はどうしたらよいかわからなくなってしまいます。

 

まずは、専門家の弁護士に相談すべきです。

 

 



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