Q.助手席に乗車中、交通事故による衝突で股関節脱臼・骨折。後遺障害に認定されますか?


車に乗る男女のイラスト交通事故に強い弁護士の方にお聞きしたいです。

自動車の助手席に乗車中、交通事故による衝突で股関節脱臼・骨折と診断されました。

どのような場合に後遺障害に認定されますか?

 

 

人身傷害チーム画像股関節の脱臼・骨折は、股関節の動きを制限します。また大腿骨骨頭壊死、変形性股関節症などの合併症もあります。股関節の可動域に制限が残存した場合第12級7号、人工骨頭置換術を入れた場合には10級10号が認定されます。

股関節脱臼・骨折でお悩みの方は、後遺障害に強い当事務所の弁護士へご相談ください。

 

 

股関節脱臼・骨折とは

車椅子のイメージ画像股関節脱臼・骨折とは、交通事故などの大きなエネルギーによる股関節に発生する脱臼や骨折です。脱臼には、後方脱臼、前方脱臼、中心性脱臼(寛骨臼骨折)があります。

股関節脱臼に多く発症するのは、後方脱臼です。

「脱臼」というと骨がずれる軽い怪我という印象がありますが、骨の損傷や脱臼周辺の組織の損傷、神経損傷を伴うことがあります。股関節脱臼は、すばやく脱臼を整復しないと周囲の骨が壊死することがあります。

 

 

股関節脱臼・骨折の発生原因

膝を痛めた女性のイラスト自動車事故の正面衝突の際、座席に座っていて、ダッシュボードに膝を打ち付けられ、股関節に対して、前方から後方に大きな力が加わり、大腿骨(骨頭)が後方にズレ、股関節の脱臼を生じます(ダッシュボード損傷ともいいます)。同じように、ダッシュボードに膝をぶつけることで膝の靭帯を損傷するケースもあります。

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股関節脱臼・骨折の症状

股関節脱臼・骨折の症状は脱臼部分の痛みや腫れ、股関節の運動制限が発生します。

 

 

合併症

発生原因がダッシュボード損傷の場合

ダッシュボード損傷が原因の股関節脱臼・骨折の合併症には、膝蓋骨骨折、大腿骨顆上骨折、大腿骨頸部骨折があります。

骨折のない脱臼

骨折のない脱臼では、坐骨神経損傷が合併しますが、整復後に自然に治癒するケースが多いとされています。ただし、脱臼を24時間以内に元の位置に戻さなかった場合、高い確率で大腿骨の骨頭が壊死します。

また、関節軟骨損傷によって、変形性股関節が発症することがあります。

 

 

股関節脱臼・骨折の画像診断

MRIのイラスト単純X線撮影画像でされています。整復後は、CTを使い確認をすることがあります。骨壊死に対しては、MRIを使って確認をします。

 

 

股関節脱臼・骨折の治療

手術のイメージイラスト股関節脱臼・骨折の治療は、手で骨を元の位置に戻す(徒手整復)と、徒手整復が出来なかった脱臼に対し、手術療法が行われています。また、脱臼骨折によって、骨が粉砕し、そのかけらが神経を圧迫している場合も手術をします。

大腿骨の骨頭が壊死した場合、変形性股関節症に対しては人工骨頭置換術が行われます。

 

 

股関節脱臼・骨折の後遺障害

股関節脱臼・骨折の後遺障害は以下の通りです。

・股関節の可動域に制限が残存した場合、第12級7号
・大腿骨骨頭壊死、変形性股関節症で人工骨頭置換をした場合は、第10級10号

交通事故による股関節脱臼・骨折については、交通事故に強い弁護士にご相談されることをお勧めします。

 

 


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