Q.交通事故で、脛骨高原骨折を受傷し半年。まだ治ってません。どうしたらいいですか?


怪我が痛む女性のイラスト歩行中、自動車にはねられる交通事故に遭いました。

そして、脛骨高原骨折(ほか合併症あり)を受傷して半年が経ちました。保険会社が示談を要求してきていますが、まだ治ってません。どうしたらいいですか?

 

 

弁護士鈴木啓太イラスト脛骨高原骨折は治療期間が長くなる傷病です。同時に半月板損傷や膝の十字靭帯損傷を併発することが多くあります。予後に変形性膝関節症の発症の可能性もあります。

予後や後遺障害残存する可能性があるので、症状固定の時期や示談については、主治医に相談するとともに、交通事故の専門の弁護士に相談するのがよいでしょう。

 

 

脛骨高原骨折とは

膝の靭帯のイラスト脛骨(けいこつ)高原骨折は、大腿骨を支え、膝関節を形作る部分の骨折です。

脛骨とは、脛(すね)の骨、弁慶の泣き所がある部位です。脛骨高原部は、膝関節の中にあり、脛骨の一番上の部分になります。脛骨の上の部分は大腿骨を支えるため、平らになっています。上部を「顆部」といい、平らの部分を「高原」といいます。「高原」のことを、英語で「プラトー」といいます。そのため、脛骨(けいこつ)高原骨折は、プラトー骨折と呼ばれることもあります。

 

 

脛骨高原骨折の発生原因

自転車事故のイメージイラスト脛骨高原骨折は、道路を横断中に車が膝にぶつかったなど、膝の外側から大きな力がかかったときに発生します。同時に、半月板損傷や膝の十字靭帯断裂を併発することが多くあります。

半月板損傷については、こちらもご確認ください。

 

 

脛骨高原骨折の症状

足の怪我のイラスト起立動作や膝を動かすことできなくなります。また、痛み、腫れ、皮下出血などが膝に現れます。

 

 

脛骨高原骨折の診断

骨折の状態を確認には、単純X線撮影が行われています。陥没状況を確認する場合には、CTを用いて確認します。

また半月板損傷や膝の十字靭帯断裂を併発するため、MRIによる画像検査も行われています。

 

 

脛骨高原骨折の治療

転位の小さい(骨のズレが小さい)場合

転位の小さい場合は、ギプスで外固定をする保存療法が行われています。

転位の大きい(骨のズレが大きい)場合

転位の大きい場合は、スクリューやプレートなどを入れ、固定をする手術が行われています。

骨に欠損がある場合

骨に欠損がある場合は人工骨等を用いた骨移植が行われています。

整復が不完全な場合

整復が不完全な場合、変形性膝関節症が後発する可能性があるようです。

症状固定までは半年から1年程度はかかるとされています。

 

 

脛骨高原骨折の後遺障害等級

脛骨高原骨折は、膝関節の動きに影響を与える怪我です。

膝関節の可動域に制限がある場合

角度のイメージイラスト膝関節の可動域に制限がある場合以下に該当する可能性があります。

・健側(怪我をしていない側の膝関節)と比べ1/2以下なら制限されているなら、10級11号

・健側(怪我をしていない側の膝関節)と比べ3/4以下なら制限されているなら、12級7号

交通事故により脛骨骨折のけがを負った方の弁護士のサポート事例は、こちらをご覧ください。

 

 


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