その他の体幹骨骨折による後遺症

その体幹骨とは

肋骨のイメージイラストその他体幹骨とは、鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨、骨盤骨を指します。

鎖骨、胸骨、肋骨、肩甲骨、骨盤骨を骨折したことにより、著しい変形を残した場合には、12級5号に該当します。

 

 

その他の体幹骨骨折による後遺障害についての等級一覧

体幹の後遺障害等級別グラフ

ここでいう、「著しい変形」とは、裸体になったときに変形が明らかにわかる程度のものをいうとされています。この定義からすれば、レントゲン写真などによってはじめてわかるものは著しい変形とはいえないということになり、非該当となるのが原則です。その他体幹骨骨折においては、労働能力喪失率が争点となることが多くなります。すなわち、等級表上は14%の労働能力喪失率が定められていますが、等級表どおりの喪失率が認められるかという問題です。

この点については、裁判例も分かれており、個別具体的な判断がなされていますので、まずは専門家に相談すべきです。

なお、鎖骨と肩甲骨は左右でそれぞれ分かれているので、左右別々の骨として取り扱われます。他方、肋骨については、第1肋骨から第12肋骨まで左右対になって構成されていますが、後遺障害等級上は肋骨全体を一括して判断することになっています。したがって、肋骨においては、変形した本数が2本以上あっても、1つの後遺障害として認定されます。

レントゲンイメージ画像仮に、その他体幹骨の2か所以上に、著しい変形が認められる場合には、自賠法施行令別表第2備考6の適用をして11級となります。

また、女性の場合、骨盤は産道として機能するため、適切な産道が維持されているか、骨盤骨折により、自然分娩に影響を与えないかを確認しておく必要があります。婦人科を受診してください。仮に、自然分娩ができないということになれば、慰謝料の増額といった余地も出てきます。