弁護士コラム

むちうちで後遺障害認定を受けるには?― むちうちの種類や検査

IMG_5886
12月に入って、寒い日が続いています。福岡県でも雪(みぞれ)が降るなど、寒さが一段と厳しくなった印象です。

さて、今回のコラムのテーマは、

       「むちうち」 です。

むちうちは交通事故では比較的多くの方が負う病気で、診断書には頸椎捻挫や頸部挫傷、外傷性頸部症候群と記載されることが多いです。端的にむちうち症候群なんて記載をする医師もいます。

むちうちと一口にいっても、実はいくつか分類があるといわれています。土屋医師が発表したことから土屋分類と呼ばれています。土屋医師がこの発表をされたのは40年以上前ですが、現在でも参考にされています。

1 頸椎捻挫型

この類型では、筋の伸張が原因で、運動制限や運動痛が生じるというのが特徴です。神経症状は生じないと考えられており、治療経過も良好で痛みがほとんど残らないとされています。

頸椎捻挫型では、後遺障害が生じることはまれといってよいでしょう。

 

 

2 根症状型

この類型は、1の頸椎捻挫型と異なり、神経根の症状が生じます。そのため、知覚障害や放散痛、反射の異常や筋力の低下を伴うことがあります。根症状型は、こうした神経症状を伴いますので、治療してもしびれがとれないという方が出てきます。この場合、自賠責による後遺障害に該当する可能性があります(主に14級)。

専門的な話になりますが、頸部には神経根があり、そこから腕や手などの末端に神経がつながっています。つまり、それぞれの神経が支配している領域が存在するということです。したがって、理屈だけでいけば、しびれが生じている部分がどこかによって、どこの神経根に異常を来しているかがわかるということになります。

むちうちで後遺障害を認定されるに当たって、腱の反射検査が重要な判断材料とされているのは、こうした理由があるのです。むちうちの主な検査についてはこちらをご覧ください。

 

 

3 バレ・リュー症状型

交通事故に遭ってから頭痛やめまい、吐き気の症状が出ている方もいらっしゃると思います。これは、自律神経(主に交感神経)に異常を来していることが原因としておこる各主症状です。

場合によっては、上述の神経根の症状と一緒に生じることもあり、土屋分類では混合型として分類されています。

むちうちは、骨折などと違い、客観的に明らかな病気ではありません。つまり、自覚症状が中心の傷病です。しかし、だからといって後遺障害が認定されないということではありません。矛盾するようですが、いかに自覚症状を第三者に認識してもらえるかというのが大切です。

そのために、毎月保険会社に提出する診断書や治療経過を適切に記載してもらうこと、検査を受け、その結果を後遺障害診断書に記載する必要があります。

むちうちでお困りの方は、是非一度ご相談ください。

 

 

コラム一覧


なぜ交通事故は弁護士に依頼すべきなのか?

お問い合わせ Web予約