よくある相談Q&A

裁判はどのくらいの時間がかかるのですか?


交通事故の裁判の期間について、交通事故を専門とする弁護士が説明いたします。

交通事故の裁判件数

交通事故の損害賠償を理由とする裁判が提起された件数は、2003年には簡易裁判所が3252件、地方裁判所が7006件の合計1万258件でした。

しかしながら、それ以降、毎年のように裁判件数が増加し続け、2014年は簡易裁判所への訴訟提起が1万7961件、地方裁判所への訴訟提起が1万3494件の合計3万1455件にまで増え、直近のデータである2016年には簡易裁判所への訴訟提起の件数が2万件を超え、2万766件まで増えています。地方裁判所の件数も1万5690件で合計3万6456件となっています(下図)。

これだけ裁判件数が増えていますが、ご承知のとおり、交通事故の件数は減少しています。2003年は94万8281件でしたが、2016年には49万9201件とほぼ半減しています。

それにもかかわらず裁判の件数が増えているのは、弁護士費用特約という保険が浸透したことで交通事故での裁判を行うという選択肢がより一般的になってきているということが理由だと考えられます。

なお、デイライト法律事務所北九州オフィスのある北九州市の裁判の管轄は小倉簡易裁判所、福岡地方裁判所小倉支部になります(どちらも北九州市小倉北区金田の同じ建物内にあります。)。

交通事故損害賠償請求の訴訟提起件数

2003年 2014年 2015年 2016年
簡易裁判所 3252件 1万7961件 1万9473件 2万766件
地方裁判所 7006件 1万3494件 1万4684件 1万5690件
総数 1万258件 3万1455件 3万4157件 3万6456件

 

裁判の期間

それでは、実際に裁判を提起した場合に、解決までにどのくらいの期間がかかるのでしょうか。

裁判所は毎年、裁判実務の検証をするために司法統計という資料を作成しています。この司法統計によれば、2016年の地方裁判所における全体の平均審理期間は8.8か月となっています。

事件別に分類すると、交通事故に関する裁判の平均審理期間は12.3か月と全体よりも4か月ほど長く時間がかかっているということがわかります。

これは、交通事故の裁判の場合には、病院などのカルテ開示の手続を行うため、開示までの時間がそれなりにかかることが原因と考えられます。

あくまで平均ですので、これよりも早く解決するというケースももちろん多くありますが、裁判を提起するかどうかを考えるにあたっては、1年程度のスパンで検討しておくことが必要です。

なお、審理期間が2年を超えている交通事故の裁判件数は914件で、交通事故の裁判件数に対して、6.2%の割合となっています。

 

裁判の終結方法

交通事故以外の事件も含めた全てのデータにはなりますが、終結した裁判の結果は下図になっています。

判決の割合が41.4%と多くなっていますが、相手方が欠席して行われる判決も含まれており、この割合が40%(2万4520件)に上るため、相手方も出席した上で実質的な審理が行われた件については、40%ほどは和解によって終了しているといえます。

裁判の終局処分の種類と割合(2016年)

終局処分の種類 件数
判決 6万1323件
和解 5万2957件
取下げ 2万3683件
それ以外 1万53件
全体 14万8016件

 

 

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