よくある相談Q&A

バイクに乗っていて、交通事故に遭いました。バイクから転倒したため、靭帯を損傷してしまったようで、複合靭帯損傷と診断されました。後遺障害に認定されますか?


膝を痛めた女性のイラスト複合靭帯損傷は、とても程度の重い膝の怪我です。

交通事故で靭帯を損傷した場合、膝関節の4つある靭帯のうち、特に前十字靭帯損傷は治癒が難しく、障害が残りやすい怪我と言われています。

後遺症の等級は、膝関節の用廃8級7号、膝の可動域の制限の残存として10級11号、12級7号に該当することがあります。

また、痛みに関して、12級13号、14級9号の認定可能性もあります。

複合靭帯損傷とは

膝を痛めた女性のイラスト人の膝関節には、4つ靭帯があります。

このうち膝の側副靭帯損傷と十字靭帯の損傷が合併した怪我のことを複合靭帯損傷といいます。

交通事故で膝の靭帯を損傷すると半月板の損傷や関節軟骨損傷などの合併症も生じていることがあります。

そのため治療期間も長くなり、膝の運動機能に障害を残すことがあります。

複合靭帯の役割

膝の靭帯のイラスト膝関節には、前十字靭帯(ACL)、後十字靭帯(PCL)、内側側副靭帯(MCL)、外側側副靭帯(LCL)の4つの靭帯が存在し、これらの靭帯は膝の安定性を図る働きをしています。

膝関節の内側と外側にある側副靭帯は、膝関節が左右にズレるのを防ぎます。

膝関節の中にある前後の十字靭帯は、膝関節が前後にズレるのを防いでいます。

ですので、側副靭帯損傷と十字靭帯を損傷すると膝が安定しなくなり、膝の運動機能に大きな障害が発生します。

交通事故による複合靭帯損傷の症状

車椅子に乗る女性のイラスト膝の痛み、腫れ、歩行が困難になります。

膝関節が不安定になり、本来、膝が曲がらない方向に曲がることがあります。

また急に膝が折れ、姿勢が保てない膝くずれなどを起こします。

複合靭帯損傷の検査

MRIのイラスト十字靭帯の損傷はラックマンテストなどの徒手不安定テスト、側副靭帯の損傷は内外反動揺性テストを行います。

また、それぞれ単純X線(レントゲン)やMRI撮影での画像診断で診断します。

 

複合靭帯損傷の治療方法

リハビリのイラスト複合靭帯損傷の場合は靭帯修復術、再建術といった手術が実施されるケースが多いです。
再建手術後、8~12か月のリハビリテーションが必要となります。

 

複合靭帯損傷での交通事故の後遺障害等級

複合靭帯損傷の後遺症は、膝関節に運動傷害を残します。

膝関節の用廃

膝関節に動揺性が認められ、常時装具の必要性があるような場合、関節の用廃として8級7号に認定されます。

膝関節の可動域制限

健側(怪我をしていない側の膝関節)と比べ、膝関節の可動域が以下のような条件に当てはまる場合、それぞれの後遺障害等級に該当する可能性があります。

● 1/2以下⇒10級11号
● 3/4以下⇒12級7号

 

解説する男性のイメージイラスト膝関節について、靭帯損傷とともに起こりやすい半月板損傷の当事務所の弁護士によるサポート事例がございます。

くわしくはこちら「左膝内側半月板断裂により、後遺障害等級12級13号などが認定され、裁判基準を上回る賠償金を示談交渉で獲得したTさん(30代、会社員)の事例」をごらんください。

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