よくある相談Q&A

交通事故後、線維筋痛症が発症し働けません。後遺障害に認められますか?


膝を痛めた女性のイラスト
交通事故外傷受傷後、線維筋痛症が発症し痛みのため働けません。

後遺障害として認められますか?
 

弁護士鈴木啓太イラスト線維筋痛症は身体に激しい痛みのある疾患です。そのため、日常生活動作や仕事に支障があり、後遺障害として認められる可能性もあります。

しかし、痛みや疾患の発症原因が不明ため、交通事故と発症との因果関係や後遺障害等級評価が後遺障害認定の際に問題となります。

 

 

線維筋痛症の症状

神経の痛みのイメージ画像線維筋痛症とは、全身の疼痛が主症状の疾患です。

主症状である疼痛は起立や歩行などの動作を困難にし、日常生活に支障があります。

女性に多く見られる症状ですが男性にも発症することがあります。

 

 

線維筋痛症の合併症

線維筋痛症は、不眠・うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症状・逆流性食道炎・過活動性膀胱炎などの自律神経系の症状の合併症を発症する場合があります。

 

 

線維筋痛症の原因

悩む女性のイラスト線維筋痛症の症状である痛みの原因、痛みが発生するメカニズムは不明です。

交通事故などの外傷的出来事をきっかけに心理的・精神的ストレスなどの要因も加わり発症するのではないかという仮説が主張されています。

 

線維筋痛症の問題点

医者の解説イメージイラスト線維筋痛症の原因や検査の項目のところで取り上げたように、この疾患は発症や疼痛の原因が不明なこと、疼痛以外の他覚的所見に乏しいことから、事故と発症との因果関係の有無、後遺障害の等級認定を難しいものとしています。

因果関係の有無に関する裁判例

「線維筋痛症が外傷により発症するかは明らかでない」と因果関係を否定する(東京地判平24.9.13)裁判例がある一方で、「線維筋痛症の発症に外傷が誘因となっていること」、「交通事故外傷により線維筋痛症発症することが相当数あること」と因果関係を肯定する裁判例(京都地判平22.12.22)もあります。

 

後遺障害に関する裁判例

線維筋痛症の後遺障害等級の評価も確立された状況ではありません。そのため後遺障害7級4号を認定した裁判例(京都地判平22.12.22)がある一方で、線維筋痛症による損害額のうち25%の損害額を認めると素因減額をする裁判例(山口地岩国支平18.10.13)もあります。

 

社労士日置明男画像線維筋痛症で後遺障害等級を得るためには、以上のような問題点をクリアする必要があります。線維筋痛症と診断される可能性がある場合、早めに専門家である弁護士に相談されることをお勧めいたします。

ご相談の流れはこちらをごらんください。

 

 

関連Q&A


交通事故よくある相談Q&A一覧




なぜ交通事故は弁護士に依頼すべきなのか?

お問い合わせ Web予約