よくある相談Q&A

過失相殺って何ですか?


ba61c59bd16052cab689527e4637d0cb_s交通事故に遭った場合、よく「10:0」とか「8:2」だとかいう話を聞くと思います。これがいわゆる過失割合です。

 

交通事故は追突事故のように明らかに加害者側に責任があるケースだけでなく、正面衝突や交差点での事故のように、互いに交通事故の原因があるというケースも多くあります。

 

その場合、損害の公平な分担という不法行為責任(民法709条)の観点から被害者に生じた損害のすべてを加害者に負わせるのは妥当ではなく、被害者の責任部分については、減額するというのが過失相殺という制度です。

 

具体的なケースでどの程度被害者側に過失(落ち度)があったとされるかについては、法的判断を伴うため、最終的には裁判所で判断が下されますが、事故類型に応じて、基本の過失割合が実務上定められています(詳しくはこちらをご覧ください。)。

 

過失相殺が行われる事故の場合に、賠償金額がどのようになるかですが、被害者の方に生じた損害額全体から過失部分を控除することになります。

 

具体的な事例を挙げてご説明します。被害者が交通事故で治療費や休業損害、慰謝料で合計500万円の損害を負った場合、被害者側に2割の過失があるとします。この場合に加害者に対して請求できる賠償金額は、

500万円×(1-0.2)=400万円となります。

 

過失相殺が争点となる場合、よく当事者間で事故態様そのものに争いが生じます。被害者は自分の信号は黄色だったと認識していても、加害者は赤信号だったと主張すると言った具合です。こうした事故態様については、人身事故の場合は警察署で作成される実況見分調書が重要な証拠となります。公的機関であり第三者が作成する書類ですから、ここに記載されている事項は裁判所としても客観的な証拠として高い証拠価値を認める傾向にあります。また、目撃者の人の証言も当事者以外の人の発言として重視されます。

 

過失相殺は、賠償額にかかわる重要な問題ですので、お困りの方は弁護士にご相談ください。

 

 

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