よくある相談Q&A

交通事故を民事調停で解決する方法があるって本当ですか?


調停は、第三者である調停委員が立ち合い、当事者間の意見を調整したり、助言をしたりしながら進めていきます。

当事者だけの示談交渉でまとまらない場合、事案によっては、示談よりも早く解決できることがあります。

 

調停とは

 

解説する女性のイメージイラスト調停は、民事紛争の当事者が申立てを行うことで開始されます。

当事者の話し合いで紛争解決を図る点では示談と同じですが、裁判所の調停委員が主導して進めていく点が示談とは異なります。

 

調停を利用したほうが良いとき

 

以下のような場合は、調停を利用したほうが良いと言われています

 

悩む男性のイメージイラスト・示談交渉が一旦決裂したとき

・被害者と加害者が感情的になっているとき

・加害者が交渉のプロで被害者が知識面などで不利なとき

 

調停のメリット・デメリット

 

調停にはそれぞれ、下記のようなメリット・デメリットがあります。

 

メリット


・申立手続が簡単

・訴訟に比べて、費用が安い

・裁判よりは進行が速い

・調停が成立した場合、裁判での判決と同じ効力をもつ

デメリット


・調停が成立するまで強制力がない

・当事者が合意しないと調停が成立しない

・相手が出席をしないと調停が成立しない

 

なお、調停への出席は強制ではありません。

調停を理由もなく欠席した場合5万円以下の過料が課せられます(民事調停法34条)となっていますが、ほとんど適用になりません。

 

調停の申立手続

 

書類作成のイメージイラスト調停の申立てをする裁判所(管轄裁判所)や申立方法は以下のとおりです。

 

申立てをする裁判所

下記のいずれかの裁判所に申立てを行います。

 

・加害者の住所を管轄する簡易裁判所

・人身事故の場合、被害者の住所を管轄する簡易裁判所

・被害者、加害者が合意している場合、双方が合意した地域の地方裁判所または簡易裁判所

 

 

申立て人


申し込みをする女性のイラスト被害者、加害者双方から申立てをできます。

 

申立てに必要な書類

 

調停申立書


交通事故の損害賠償請求調停(交通調停)の所定の書式があります。

当事者の住所・氏名、調停申立の趣旨、申立の理由を記載し、手数料分の収入印紙と郵便切手を添えて、裁判所に提出します。

 

調停手数料


調停の手数料の一例を紹介します。

 

賠償金額 手数料
50万円 2,500円
100万円 5,000円
300万円 10,000円

 

調停の開始から解決までの流れ

 

郵送のイメージイラスト調停の申立てがあると、裁判所は調停の期日を決めて、期日を申立人と相手方に送ります。

 

期日が決定し、裁判所内で調停委員の立ち合いのもと当事者の話し合いが進みます。

調停委員は、裁判官または民事調停官1名と弁護士又は一般人から選任された2名の調停委員によって構成されます。

ある程度話し合いが進むと、調停案が提示されます。

 

裁判のイラスト調停案

・合意した場合

 調停が成立し、調停調書を作成します。

・合意できない場合

 調停は不成立となります。

 

 

調停の効果

 

裁判のイメージイラスト調停調書は、判決と同じ効力があります。

 

調停が不成立だった場合、再度調停を申し立てることは可能です。

しかしながら、調停が不成立の場合、通常は被害者は訴訟を起こします。

 

交通事故の場合には、裁判所の調停手続の他に、紛争処理センターを利用することも可能です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

 

調停への移行をお考えの方、今後の方針にお悩みの方は、ぜひ一度交通事故専門の弁護士へご相談ください。

弁護士へのご相談はこちらからどうぞ

 


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